認知症に関する取り組み その2

気が付けば今年も残りあと2か月を残すのみとなりました。11月から先は本当に「あっ」という間に2020年の年末になっているんでしょうね (;・∀・)

さて、以前から当院では認知症に関する取り組みとして、株式会社グロービアさんから販売されているフェルガードというサプリメントを取り扱っております。https://www.taki-dc.com/blog/567(2019/6/3のたきつべ「認知症に関する取り組み」。別ページで開きます)

9月にはメディアでも取り上げられています。2020/9/15のYahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/d339fc635b4177c02c7c3e53e2860ecfb64ea28b(別ページで開きます)

2020/9/16の信濃毎日新聞ではやや詳細に取り上げられました。こちらは切り抜きのペーパーがありますので、ご入用でしたら直接ご連絡くださいませ。また岡山県の地方新聞である山陽新聞にもネットニュースで取り上げておりました。

https://www.sanyonews.jp/article/1052146(山陽新聞digitalの記事。別ページで開きます)

もちろん認知症に対する治療は、歯科では行うことはできません。しかしフェルガードはサプリメントで、薬ではありませんので、どなたでもお求めいただけます。歯科医院で認知症のサプリメントを販売するのはおかしい、と思われるかもしれませんが、2015年の時点で、65歳以上の高齢者の認知症有病率は15%を超え、高齢者の7人に1人が認知症を患っている状態です。

このまま何の対策もとらずにいると、2025年にはおよそ5人に1人の割合に上昇するという研究があります。認知症の程度にもよりますが、認知症と診断されれば、その患者さんだけの問題ではなく、周りの人が支えなくてはならない、という特徴があります。ですが、実際には要支援または要介護の状態であるにもかかわらず、家族や周りの人がそれを支える時間的・経済的余裕がない、という現場が想像以上に多いと思われます。

先日「みのもんたさんが運転免許証を返納した」とニュースになっていましたが、交通事故を起こす、事故に遭うなどの社会的な影響はもちろんですが、歯科医療の場面で出くわすケースとして、診療の予約忘れ、持病の薬の管理ができない、作った入れ歯を無くす、歯医者に辿り着けない(歯医者に向かったが途中で帰ってきたと家族から連絡)、診療代を過大に請求されたなどの妄想、などなど挙げればキリがないくらい、バラエティーに富んでいます。特に当院は地域密着型で幹線道路から住宅街に入ったこじんまりした歯科医院ですから、当院の歴史とともに患者さんも年を重ねており、高齢の患者さんがかなり多いので、一般的な歯科医院とは少し事情が異なるかもしれません。だからこそ、認知症に関する取り組みを早々から始め、予防することが一番の近道であると感じております。

どこの歯科医院でも認知症サプリメント「フェルガード」が販売できるようになれば、地域の方々の健康に寄与することができると確信しています!

話を戻しますが、この度メディアが取り上げたのは、フェルガードが軽度認知障害:MCI の予防に有効であるという論文が出たことによるものです。研究の途中で法律の改正などによって試験を中断せざるを得ないハプニングがあり、分母が最終的に40人という数字ではありますが、世界初となる臨床データで、認知症サプリメントの後押しとなる非常に大きな一歩となりました!わが国も「認知症大綱」という国策として、認知症に関する取り組みを行っておりますので、今後はますます認知症を予防する、という取り組みが増えるものと思われます。もちろん、サプリメントを飲んでいればオールオッケーというわけではありませんが、あくまで予防の一助としてフェルガードを取り入れていけたらと考えています^^

最後まで長々とお付き合いいただきありがとうございます^^