歯科医院におけるオンライン診療について

ようやく本日の諮問会議にて全都道府県において緊急事態宣言解除される見通し、とのこと。みなさまの努力によってなんとか大きな波は乗り越えたという認識でしょうか。これからも小さな波はあるでしょうが、いわゆるアフターコロナと呼ばれる新しい生活様式が少しずつ定着しているように感じますので、元気なお姿で来院していただけるように、院内の環境を整えてお待ちしております^^

さて、医療現場においても新しいスタイルが始まっております。なかでも、当院でも去年から取り入れております「オンライン診療」が急速に拡がってきているようです。健康相談からお薬の処方まで(各病院や診療科によって異なります)色々と対応ができるようですが、やはり病院に行かなくてもお薬の処方をしてもらえるのは、現在の社会情勢をみればとてもマッチした診療スタイルであると思われます。

歯科においては、新型コロナウィルス感染症による影響が大きな時期のみ、という期間限定ではありますが、歯が痛い・歯茎が腫れた、などの痛みを伴う急性症状に対しては、初診時でもお薬の処方が可能となっています。(2020.5.25時点において)

今後に関しては、新型コロナウィルス感染症が終息したと認定されれば、再診時のみ(医院に通院歴がある方)オンライン診療が可能となっています。また、保険診療外であれば、いわゆる健康相談やセカンドオピニオンの代替として、歯科医師に直接相談することができます。また、インプラント治療や矯正治療施術後のフォローアップなども対応しております。詳しくは当院のオンライン診療に関するHPをご確認ください^^

当院のオンライン診療に関する案内 https://www.taki-dc.com/original6

そしてもうひとつ、これはおよそ2年後を目安にした話でありますが、オンライン診療と似ていて混同しやすいのですが「オンライン資格確認」という制度が始まります。これは、いま全国の役所を混乱させていると話題のマイナンバーカードを提示することで、オンラインで資格確認ができるという制度です。いままで通り保険証による記号番号の確認でも可能のようですが、、、これは私見ですが、おそらくマイナンバーカードで一元化していきたいのだと思います。

厚生労働省HP「オンライン資格確認の導入について」より引用

いままでは、医療機関の窓口で診察券と一緒に保険証の提示をしていたと思いますが、マイナンバーカードを利用する場合は、窓口のカードリーダーにかざしてもらえれば良いということになります。今回の新型コロナウィルス感染症の影響で、ZOOMをはじめとしたオンライン会議、オンライン飲み会、オンラインテレビ収録など様々な取り組みが広がりをみせております。この流れで医療機関にもオンラインという風が吹くものと思われます。いろいろとクリアしないといけない課題は山積していますが、ただ批判するのではなく、Society 5.0という社会構造そのものの進化に向けて、少しずつ準備をしていきましょう!!