口腔は健康の入り口である

昨日の春の嵐は、岡山では風が強いなー、くらいでしたが、東北では場所によって屋根が飛んだり家屋が揺れるくらいの暴風であったとのことです。うってかわって今日は春爛漫で観光日和ですね^^

さてみなさま「いつ終息するのか!?新型コロナウィルスによる感染症COVID-19が世界各国で猛威」というマスコミから流される一連の報道には飽き飽きしているかと思います。あまり熱心にネガティブなニュースばかり見ていると体調を崩すという事が多くあるそうなので、一連のニュースはあまり気にせず、少し外をお散歩などして春を感じてみてはいかがでしょうか??(風邪の予防は各自自己責任でお願いします)

そんなイメージの悪いニュースが多いなか、段々とポジティブな報道もでてきています。前回のブログでもちらっと挙げましたが、母校の神奈川歯科大学環境病理学槻木教授が取材に応じておりました。

https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00060.html (別ページで開きます)

↑ リンク先:Beyond Health 「唾液の力」で新型コロナは抑制できる?

やや小難しいことが書いてありますが、要約すると、マスクは万能ではないが「口腔内の湿潤状態を保つ」という意味合いでは必要である、との見解でした。常日頃から細菌・微生物による感染と戦う最前線口腔、そして生体防御因子を多く含む唾液。その唾液が失われる原因にもなる「口呼吸」。これらを包括して考えると、「口呼吸は健康を害する、最も大きな要因の一つ」であると言えます。

また、東京大学からは新型コロナウィルス感染に効果があると思われる、有力な研究成果が発表されました。

https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00060.html (別ページで開きます)

↑ リンク先:東京大学医科学研究所 プレスリリース 新型コロナウィルス感染初期のウィルス侵入過程を阻止・・・

これも前回挙げた、モンゴル医科大学客員教授の岡崎好秀先生の連載漫画にも掲載されていますが、インフルエンザの場合、口腔常在菌がインフルエンザウィルスの侵入を手助けしていると言われています。多くの種類の口腔常在菌が「タンパク分解酵素」を出すことで、インフルエンザウィルスが生体内に侵入しゃすくなる、という仕組みがあるためです。新型コロナウィルスに関しては、気道粘膜細胞ヒト由来タンパク分解酵素がキーとなっているようですので、インフルエンザウィルスと全く同じというわけではないかもしれませんが、口腔常在菌をなるべく増やさないように、日ごろから口腔ケアを心がけて、鼻から呼吸することを意識して、流行にのらないようにしましょう^^

連続して新型コロナウィルス感染関連の記事となってしまいました。次回は新型コロナウィルス以外のネタでまとめようと思います!最後までお読みくださりありがとうございましたm(_ _)m

つくしのイラスト