歯科材料(銀歯)の歴史

 今日は比較的涼しかったですね~。
 
世間では夏休みが始まり、ラジオ体操に勤しむ子供やプールの道具を持っている小学生をよくみかけます。かれこれ25年ほど前は私も同じようにウキウキしていたものです(笑)
そして夏休みに合わせるように「ポケモンGO」が日本でも配信され随分流行っているようですが、前方不注意などで事故が起こらない事を切に願います。
 
さて、今回は歯科の歴史についての続きです。
黎明期の歯科医療については前述させていただきました。今回は歯科材料の歴史についてお伝えいたします。
 
さぁ突然ですが、みなさんのお口の中に「銀歯」ありますか??
 
   
(一般的な銀歯)               (アマルガム:昔の銀歯)
 
銀歯なんてないよ!って人はおそらく少数派でしょう。歯医者に行けばよく聞く「銀歯」ですが、一口に銀歯といっても様々な金属が使われています。
そこで今回は歯科材料の中の金属にフォーカスしてみようと思います。
 
金属とは「展性、塑性(延性)に富み機械工作が可能な、電気および熱の良導体であり、金属光沢という特有の光沢を持つ物質の総称である。」とあります。
実際に歯科治療にもその特性を利用し、さらに数種類の金属を混ぜ合わせることで改良を加えた合金を主に使用しています。
 
古くからはアマルガムという水銀を含んだ合金、銀合金金合金金銀パラジウム合金、なかには純金が使われることもあります。
さらに入れ歯に使用される事が多いニッケルクロム合金コバルトクロム合金、インプラントに使用されるチタン合金や純チタン、矯正治療で用いられるニッケルチタン合金ステンレスエルジロイ合金など。
ざっと挙げただけでもこれだけの種類の金属が使われています。元素記号で挙げれば相当の数になりそうです。
 
1826年にフランスの歯科医師が初めてアマルガム合金を歯科治療に応用してから現在に至るまで、歯科治療の技術が進歩したとはいえ、虫歯治療や失った歯の治療にはいまだに金属を使用しています。
ちなみにアマルガム合金は水銀を使用しているため、現在はあまり多用はされませんが、水俣病の原因となった有機水銀とは違い化学的に極めて安定しており安全であると報告されています。
 
このように歯科治療で多用する金属ですが、「金属アレルギーの原因になる!」 「原因不明の体調不良は銀歯のせいかも!?」 などと雑誌に取り上げられ、「メタルフリー」という金属を使わない治療方針の歯科医院も増えています。
 
確かに金属による悪影響の可能性を否定はしませんが、その他の環境要因がトラブルを招いていることも考えられます。
例えば、神経質なまでの清潔志向は逆に免疫力(抵抗力)を下げてしまうという報告もありますし、過剰なお薬の服用が逆に身体を蝕んでいる事もあるようです。
 
話を戻しますが、金属は歯科治療に有用ですが諸々悪影響の可能性もありますので、一番良いのは「ご自身の歯を失わないこと!」
今後金属を使わない治療が発展するとしても、やはり予防が最高の治療ということです!!
 
最後はだいたい同じ話になってしまいますね(笑)
では今回はこれまでです。最後までお読みくださりありがとうございました!