医療のテクノロジー進化 その4

偏屈な進路の台風の影響もあり、連日の超絶猛暑から少しは楽になった一日でしたね。昨日は岡山市では最高気温34.8℃と久しぶりに猛暑日から真夏日にグレードダウン、この暑さなのに涼しく感じるというのはいかがなものか・・・

さて、連続でテクノロジーと医療のお話をさせていただいていましたが、なにも医療の現場だけが恩恵を受けているわけではありません。CGなど映像技術の向上は、一般の人にも分かりやすくインパクトのある情報提供の手段だと思います。

NHKスペシャルの「シリーズ人体」などは、内容としては学生の頃から教科書に載っているようなものも多くありましたが、あのような美麗なCGを用いて解説されると全く違ったものに感じられました。

そして驚くことに、美麗なCGや動画は啓蒙活動の一環として無料で情報発信している企業・団体もあります。私たち歯科の業界でも、なかなか言葉では伝わらないむし歯や歯周病のメカニズム、インプラント治療についてなどなど。

なかでも昨今話題にも上がる「歯周病と全身疾患との関連」について、大変見ごたえのあるものを1つ紹介いたします。

サンスター財団の教育啓発事業(http://www.sunstar-foundation.org/education/about/)

一度見ても詳しく分からないかもしれませんので簡単に解説しておきますと、血管の中に歯周病菌が入り込むことで全身を巡り、各組織で炎症を引き起こすというメカニズムを動画にしたものです。

歯周病が、脳血管疾患・心筋梗塞・感染性心内膜炎・糖尿病などの疾患に関連しているというデータは多く報告されており、歯周病治療がそれらの遠隔臓器に起こった炎症を軽減する可能性があることを示しています。

さらに、まだデータや論文の数が充分と言えるレベルではありませんが「認知症と歯周病」とのかかわりについても少しずつ解明されてきています。認知症による社会の損失は計り知れません。もし歯周病の治療によって認知症が改善・予防できるとしたら、歯科医療の可能性・責任は重大です!

抗加齢医学(アンチエイジング)の領域でも「歯科医療と全身疾患」はトピックスに挙がるテーマです。口と全身が繋がっていることを考慮して歯科治療を行うことが肝要で、患者さんの口の中だけをみるのではなく、ひとりの人間として治療にあたることが求められてきています。

滝歯科医院でも、全身的な健康を考慮した歯科医療を提供できるように日々取り組んで参ります^^