歯科医療の歴史02

6月に突入しました!
今月が終われば早くも一年の半分が過ぎ去ったということですね。。。時の流れは早いですねぇ
 
さて、週に1回ペースの更新が早くも遅延してしまいましたが、挫けずにいきます^^
 
突然ですが、みなさん「塩ナスビ」ってご存知ですか??
ナスビの塩漬けじゃないですよ(笑) 実は「塩ナスビ」江戸時代の歯痛の民間薬だそうです。
「武士の家計簿」で有名な歴史学者の磯田道史さんの講演録によると、
 
「・・・神保町の古本屋から買ってきました武士の家計簿で、一つずつ武士の家計を、どんなものに支出したか調べてみますと、歯科医にお金を使ったという項目はないですね。(中略)そのかわりたくさんあるのは何かというと、歯のおまじないという項目と、塩ナスビという項目ですね。これを見たとき、江戸人たちが直面していた歯についての悲しさがわかります。本当に気の毒になります。」

とあります。ロキソニンやボルタレンなどの鎮痛薬は存在していない時代ですから、塩ナスビの効き目といっても、まぁ気休め程度でしょうね・・・
実際に、「江戸幕府は虫歯によって滅んだ!」という説があります。ゴシップ記事の表紙のような説ですが、これ結構真面目な説のようです。14代将軍徳川家茂は、31本ある歯のうちなんと30本が虫歯になっていたことがわかっています!!(ご遺体を掘り起こして調査しています)
大の甘党で、特にまんじゅうに目がなかったとか。研究者の間では最期は政治なんてろくに考えれなかったのではないか?と言われています。享年21歳(満20歳)、最も痛い死に方の一つだったと思われます。昔は虫歯で死ぬことがあったんですね。
 
さて今回はここまでです!次回は近代~現代の歯科医療の歴史についてお届けしたいと思います。
ついに岡山と歯科の意外な接点が明かされる!!?
 
最期まで読んでいただきありがとうございました!また次回をお楽しみに!