新しいCT機器のご紹介です

新学期が始まったと思ったら、あっという間に蒸し暑い梅雨に突入ですね (;´Д`)

さて、去年ご案内できれば良かったのですが、滝歯科医院に新しくCT機器が導入されました。先代CTは導入から12年経過し、周辺PC機器の劣化やCT本体の基盤などが劣化してしまい「近々故障しても修理できない状態です。」とのことでしたので、思い切って新しく導入いたしました!

いまとなっては随分と普及しましたが、当時歯科用CTはまだ岡山市内に10件程度の導入しかない時代でした。他院からのご紹介での撮影もしましたし、インプラント手術のほか、根尖病巣の確認など、よく働いてくれました、ありがとうございました!以前のデータは新しいCT機器でも表示できますのでご安心ください^^

ところでCTとレントゲンって何が違うの?というご質問がたまにあるのですが、ざっくりいうとどちらもX線を使った画像診断になりますが、一般的に言われるレントゲン写真は2D(平面)でしか表示できませんが、CTは360°回転して撮影していますから、任意のどの方向からも2D表示ができるのと、画像解析ソフトを用いることによって3D表示ができたり、動画で確認できたりします。我々医療従事者にとっては有益な情報が多く取得できるのですが、その代わり患者さんにとってはX線被ばく量が増加するデメリットもあります。といっても、一般的な医科用CTよりは撮影範囲も狭いため被ばく量も少ないといわれています。およそ0.1mSv(ミリシーベルト)という被ばく量は、健康を害するといわれる100mSvよりもはるかに低線量ですので、過度に怖がらずに安心して検査を受けられた方が、治療にとっては有益であると思われます。

参考:放射線医学総合研究所 放射線被ばく早見表2013(新しいページで開きます)

 

当院ではインプラント治療の準備として以前からCT撮影をしていましたが、この度導入したCT機器には新しくX線規格写真(セファロ)も撮影できるようになりました!これからは矯正治療の診断のためにも活用できますので、ますます皆さまのお役に立てるものと思います。最後までお読みくださりありがとうございました^^