歯科と全身との関わり その3

連日暑すぎますね!去年を思い出す迷走する台風、いやな予感がしますね、、、
先日は全国的に高温注意報も出ていましたし、皆さまも体調管理に加え、防災にも十分気を付けてくださいね。

さて本題。今回も口腔と全身との関わりです。

最近、糖尿病に特化した「糖尿病内科」の西田亙先生が、医科歯科連携についての講演を日本各地で行っています。
先日も歯科衛生士向けの講演会がありました。いま話題で人気の先生とあって歯科衛生士さん以外にも様々な職種の方が集まっておられたようです。

「私は生まれ変わったら歯科衛生士になりたい」という発言をしたことでも有名な先生なのですが、ご自身の体験から、歯周病(歯周炎)糖尿病は強い関連性があることを再認識され、歯周病治療が糖尿病の治療に有効だと発信されています。

2016年から日本糖尿病学会と日本歯周病学会が連携して、「糖尿病患者さんへの歯周病治療を推奨」したり、そのほか様々な取り組みが行われ始めていますが、まだまだ医師・歯科医師のなかでも周知徹底ができていないのが現状です。西田先生のように積極的に医科歯科連携を推進する医師もいっらっしゃいますので、我々歯科医師としては歯周病治療はもちろん、可能な限りの情報提供を行っていきたいと思っています。

糖尿病は後々ボディーブローのように効いてくる病気です。定期的に歯科受診して糖尿病も予防しましょう^^